『キミプリ』キュアキュンキュンの出番はいつ? ユーモアを生む諏訪部順一の演技に期待

前回のラストに登場した謎の男。TVアニメ『キミとアイドルプリキュア♪』(以下、キミプリ)第5話「マネージャーさん、ついちゃった!」では、その正体がマネージャーの田中であることが判明した。
田中はうたとなながアイドルプリキュアであることを知る人物。キラキランドの女王・ピカリーネは、田中がアイドルプリキュアの使命をサポートするためにやってきたことを2人に告げる。「人前に出ることを避けるべき」という立場の田中だが、2人にプリティホリックの新作コスメのCM出演の依頼が舞い込んだことから、それを承諾する。これまではチョッキリ団と戦うために、プリキュアに変身するというお馴染みの展開だったが、第5話ではCM出演のために変身(とはいえ、再びザックリーが登場して戦うことになるのだが)。初めてのCM撮影に苦戦するもキラッキランランを届けることに成功し、プリキュアが世間にも広く知れ渡ることになった。

もちろん、2人のプリキュアたちのキュートな魅力が詰まった回ではあったのだが、それを下支えしていたのがマネージャーのタナカーンこと田中の存在である。淡々とした口調の田中は『キミプリ』の世界では少しだけ異質なキャラ。しかし、プリルンとは顎をなでなでする関係性というかわいらしい一面も。一見すると鉄仮面のようにも見えるが、プリキュアを支えたいという熱い気持ちを持っており、プリキュアたちの戦いぶりを見て心を動かされた。喫茶グリッターのアルバイトも兼任しており、今後は近い場所から2人を見守っていく。

田中を演じるのは諏訪部順一。『テニスの王子様』の跡部景吾役や『BLEACH』のグリムジョー・ジャガージャック役など、ダンディで妖艶なキャラクターから、軽妙でユーモラスな役柄まで幅広く演じてきた。きっとアニメファンの間で記憶に新しいのは『呪術廻戦』の両面宿儺だろう。彼の演技の幅広さを証明するキャラクターのひとつだ。冷酷で恐ろしい存在でありながら、どこか余裕を感じさせる演技が宿儺の圧倒的な強さを際立たせ、視聴者に強烈な印象を残していた。