新田真剣佑が日本のTVドラマに帰還! ハリウッドでより磨かれた“ミステリアスな魅力”

7月期の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)に、新田真剣佑が出演することが決定した。新田の日曜劇場への出演は『仰げば尊し』(2016年/TBS系)以来9年ぶりで、日本の連続ドラマに出演するのも『イチケイのカラス』(2021年/フジテレビ系)以来となる。近年は、Netflixシリーズ『ONE PIECE』(2023年〜)や、ハリウッド初主演作となった映画『聖闘士星矢 The Beginning』(2023年)など、海外での出演が続いていた新田。日本のファンにとっては嬉しい発表となった。
新田真剣佑、ハリウッドで演じてみたい役は「シリアス路線」 今後の展望を語る
12月8日から10日まで幕張メッセで開催の「東京コミックコンベンション2023」(以下、「東京コミコン2023」)の「グランドフ…
新田には「ミステリアス」という形容詞がついてまわる。インタビューでもプライベートはほとんど語らず、常に役が憑依しているかのような雰囲気を漂わせる。本人も、「自分がどんな性格か、実はあまり把握していない。役者をやるようになってからは、演じるときに役の人生のほうが大切に感じられて、自分の人生がどうでもよくなったりすることもある」(※1)と話すほど、当人から見てもとらえどころのない謎の人物のようである。
新田が本格的に日本のお茶の間に登場したのは、やはり『仰げば尊し』の木藤良蓮役だろう。不良グループのリーダー・青島裕人(村上虹郎)を優しく見守る、少し大人っぽい高校生役だった。金髪にピアスといういかにも不良らしいルックスとは裏腹に、サックスの天才でもあり、帰国子女という設定がなされていた。どこか上品さも感じさせる儚げな美青年に、視聴者たちは魅了された。新田は役について、「僕らが演じる不良グループの中でも、ちょっと精神年齢が高くて、物事を客観的に見ながら、仲間のためにできることを常に考えている、そんな人だと思います」(※2)と語っているが、この“大人びた少年”や“クールで優しい男”などといった、どこか捉えどころのない印象が、新田のその後にイメージにつながっていく。
新田真剣佑、『ONE PIECE』ゾロ役で人気急上昇! 海外で“Mackenyu旋風”に
Netflixシリーズ『ONE PIECE』が8月31日から配信され、日本のマンガ原作のハリウッド実写化作品としては大成功と言え…
Netflixシリーズ『ONE PIECE』のロロノア・ゾロ役も然りだ。ゾロは、最強の剣士であり、少女が作ってくれたおむすびをめぐって戦うほどに優しい男だ。武術に長けた強い男で、口数が少なく、それでいて心は優しい男。それはそのまま、新田のイメージそのものだった。新田自身も、「個人的には、どうしてもゾロに強い憧れを抱いてしまいます。キャスティングの時には、自分がどのキャラクターのオーディションを受けているのかわからなかったのですが、もしゾロ役でなかったらオファーをいただいても断っていたかもしれません。それくらい自分にとって特別なキャラクターなんです」(※3)と語るように、これ以上にないハマり役だったと言えるだろう。